「地価の二極化:今、注目すべき上昇エリアと避けるべき下落エリア」
地価動向が二極化する中で、上昇が期待されるエリアと避けるべき下落エリアを解説します。地域ごとの地価動向を見極め、最適な投資戦略を立てましょう。
前回のブログの続きになります。
前回は広島県で不動産投資をする場合のエリア選別について、人口動態データから考察しました。2013年から2023年にかけて広島で人口が上昇しているエリアは、広島市の中区、南区、安佐南区、佐伯区の4エリアで、一番上昇しているのは中区でしたね。
今回は国土交通省が公表している地価公示データを基に、考察していきます。
〇全国の地価動向
※参照:https://tochidai.info/ (土地相場がわかる土地代データ)を基に作成。
こちらは、2014年から2024年にかけての公示価格変動率を示したグラフになります。こうしてみると、広島市がかなり健闘しているのがわかりますね。中国地方で比較すると、山口県は下落しているエリアに該当しますので、不動産投資エリアから除外したほうが良いでしょう。
※参照:https://tochidai.info/ (土地相場がわかる土地代データ)を基に作成。
こちらのグラフは2014年から2024年にかけての対前年比変動率の平均を算出したグラフです。このデータからは安定して上昇しているエリアを確認することができます。
直近10年で一番地価が上昇しているのは、福岡県であることがわかります。福岡県ではここ10年で再開発が積極的に進んでいますので、その影響であると思われます。各エリアの開発計画についての解説は、また別の機会でしたいと思います。
広島市も他県と比較すると上昇率は低くないため、広島市の不動産に投資する選択は悪くないと言えそうです。
〇広島県内の地価動向について
※参照:https://tochidai.info/ (土地相場がわかる土地代データ)を基に作成。
こちらは、広島県内における、平均公示価格上位5エリアで比較した公示価格変動率のグラフになります。こうして数値にして比較すると全然違うことがわかりますよね♪
広島市が10年で約36%上昇しているのに対し、呉市はわずか約2.8%しか上昇していません。その差は12倍以上です!
次に広島市内で細分化すると………
※参照:https://tochidai.info/ (土地相場がわかる土地代データ)を基に作成。
広島市は上昇しているとわかりましたが、こうして確認すると広島市内でもかなり差があることがわかります。
中区と南区が他エリアに比べ、大きく上昇していますが、安芸区と安佐北区はほとんど上昇していませんね。
広島市ならどこの不動産に投資してもよいというわけではないということです。さらに細分化すると中区と南区の中でもエリアごとに差があるのですが、今回はここまでの考察とします。
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少しでも気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください♪
次回は、今回の続きとして「広島で不動産投資をするならどのエリア?パート③」を投稿予定です。マンション価格データを基に考察予定ですので、ご興味のある方はぜひチェックしてくださいね!
文:株式会社椿不動産 東京支店 向原