近年、東京都心部への人口集中が顕著ですが、一般人だけでなく特に経営者層も東京都心部に集中しています。「職住近接」志向が強まっていることも要因の一つのようです。
経営者層……富裕層に該当する方が多い層ですが、その人たちが実際、どのエリアの不動産を購入しているのか?気になりますよね?
東京商工リサーチ調べの「2024年全国 社長の住む街 TOP50」を確認してみると面白い結果となっています。
■2024年全国「社長の住む街」TOP50
※赤字はランキングのうち住宅地の令和6年度地価公示価格の上位5エリア。青字は下位5エリアです。
調査対象エリアは全国ですが、驚くべきことにランクインしているのはすべて東京23区の街です!
区ごとに確認すると、最も多いのが港区(11のエリアがランクイン)。その他上位5エリアには世田谷区、渋谷区、新宿区がランクインしています。
最も社長が多い街は「港区赤坂」で、社長の数は4000人超え。ちなみにTOP10には同じ港区から六本木や南青山など計6つの街がランクインしています。どの街も地方の人間でも聞いたことがある有名な街ばかりですね。計算をしてみると、港区では、住人の6.2人の1人は社長がいることになります。
■公示価格と重ねると……
ランキング表の街の令和6年度公示価格(住宅地)を調べると、意外にも高額エリアばかりではなく、お手頃感のあるエリアも多いです。
公示価格 上位5エリア……赤坂、南麻布、南青山、高輪、東五反田
⇒公示価格 約843万円~1768万円/坪
公示価格 下位5エリア……池袋、本町(中野区)、大久保、亀戸、大島
⇒公示価格 約151万円~232万円/坪
■経営者層が選ぶアドレスのポイントは?
リクルートが実施した首都圏に在住する世帯年収2000万円以上もしくは金融資産3000万円以上の経営者105人対象の調査によると……
資産ポートフォリオの約3割が不動産であり、不動産に魅力を感じる理由として約6割の人が『立地や物件によっては今後も資産価値が上昇しそう』と回答しています。
ここで、先ほどの公示価格の上位5、下位5のエリアを確認してみると、再開発中、開発計画中のエリアが多いんですよね。
例を挙げると……
- 高輪:品川駅周辺で多数の再開発プロジェクトが進行中。
- 大島:都営新宿線西大島駅前で2032年完成目標で再開発プロジェクトが進行中。
- 大久保:西早稲田駅周辺で地区まちづくり構想が立案されています。
つまり何が言いたいかというと、
経営者層(富裕層)は資産形成のために、不動産価格上昇が見込める東京の不動産を購入。
なぜ東京?⇒ 東京は開発が進んでおり将来的な発展、不動産価格上昇が見込めるから。
ということなんです。
不動産投資の観点においても、国内不動産投資の場合は、資産に余裕のある方であれば東京の不動産は間違いなく良い選択となります。
東京は人口、地価ともに上昇傾向、開発が積極的に進んでおりエリアを間違えなければ将来的な資産価値上昇が見込める可能性がありますからね。
これは、地方で不動産投資を行う場合でも同じです。地方においても、人口が増加しており、賃貸の需要があるのか?開発が進んでいるエリアなのか?等の情報は非常に重要です。
選ぶ不動産を間違えると、資産価値上昇も見込めませんし、不動産の収益力が低下してCFアウト……なんて可能性もありますので、気を付けましょう。
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文:株式会社LIFE VIEW(旧:㈱椿不動産) 東京支店 向原
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