不動産(一戸建建物)の査定方法が変わってきた
マイホーム等を売却するには、価格を決めなくてはならない。
どうやって価格を決めるか?
マンションにお住まいなら同じタイプの部屋が売りに出ていることも有るでしょうから、価格の目安がつきやすい。
土地建物でも整然と並んだ住宅地で、同じような向きや建物の建築時期が同じ時期なら目安がつく事もあるだろう。
しかし自分の家を売るとなると、どうしても贔屓目になってしまう。
あそこと比べたら我が家のほうが良いよね…と。
そこで第三者の目と合理的な計算方法で価格を算出してくれるのが不動産販売会社の流通価格査定だ。
土地やマンションは近隣で売れた事例を元に定められた比較方法等で点数をつけて算出する。
建物の寿命を伸ばすようなメンテナンスが行われていれば、点数も上がる。管理組合の管理運営や長期修繕計画が正常に運用されていれば住んでいるマンションの価値も下がりにくくなるのだ。
一方、一戸建てはメンテナンスの状況と経過年数で算出する。
屋根の吹き替えや外壁の塗装、給排水設備の更新など建物の寿命を延ばすリフォームを直近に行っていると建物の寿命が伸びたものとして計算。
日頃のメンテナンスが価格を決める要素になるのだ。
更に、建築時の確認通知書と検査済証や各種証明書、リフォーム履歴の保存状態を残してあったり、リフォーム履歴を家カルテ等第三者期間へ登録保存してあると評価が上がる。
そして住宅診断(ホームインスペクション、住宅詳細調査)を受けていれば、診断書により評価が上がることもある。
購入希望者にとって、建物の現在の状況が隅々まで分かれば将来のリフォーム計画を立てやすい。悪い箇所が明示されるのも購入者にとっては喜ばしいことなのだ。
例え評価が上がらなくても売れやすくなる。
以上のように一昔とは査定方法がずいぶん変わったのだ。
昔は木造住宅を25年で一律減価償却するなど建物の評価が低すぎたのだ。現代の建物は強度や耐震性が高まり、メンテナンスで50年や100年保つ建物となっている。評価方法も長寿命を基準とし、メンテナンス工事をしっかり評価する方法に変わった。
不動産会社が売却を考えているお客様に対して行う流通価格査定は無料。
気軽に依頼してみてはどうだろう。